お客様の「想い」を法的に守る、行政書士という使命
お墓じまいや改葬(お引越し)を考えたとき、多くの方が「まずは役所へ行って、書類を揃えなければ」と重い腰を上げられます。
しかし、複雑な法律や自治体ごとのルールの前で、立ち止まってしまう方も少なくありません。
そこで私たち行政書士の出番となるわけですが、私たちの仕事には、法律によって定められた非常に重い責任と役割があります。
今回は、行政書士法という「法律の視点」から、お客様の墓じまいをどのように支えていくのかをお話しします。(出典:e-Gov法令検索『行政書士法』)
1. 「代理人」としてお客様の隣に立つ(第一条の三、四)
「書類の書き方を教える」だけなら、インターネットでも調べられます。
しかし、行政書士法第一条の三、四に基づき、私たちはお客様の「代理人」として書類を作成し、申請を行うことができます。
これは、あなたが役所や関係各所に対して行うべき法的な手続きを、私が「あなたの分身」となって引き受けるということです。
現場を知るプロとして、お客様の想いを正しく、かつ法的に有効な形に整え、確実に行政へ届ける。
この「代理権」こそが、お客様の負担を劇的に軽くするための強力なツールです。
2. 「誰でもいい」わけではない理由(第十九条)
ここで、お客様にぜひ知っておいていただきたい大切なルールがあります。 それは、行政書士法第十九条の規定です。
そこには、「行政書士又は行政書士法人でない者は、他人の依頼を受けいかなる名目によるかを問わず報酬を得て、業として第一条の三に規定する業務を行うことができない。」とはっきりと記されています。
これは、「いかなる名目によるかを問わず」適用されます。
たとえば、解体業者や石材店が「サービスの一環として」「事務手数料という名目で」代金を上乗せし、行政手続きを代行することは、この法律に触れる可能性があるのです。
なぜこれほど厳しく制限されているのでしょうか。
それは、専門知識のない者が報酬を得て無責任な手続きを行うことで、依頼者であるお客様が後に法的なトラブルに巻き込まれたり、権利が侵害されたりするのを防ぐためです。

3. すべては「あなたの権利と未来」のために(第一条)
行政書士法の第一条には、私たちの究極の使命が記されています。
それは、「国民の権利利益の実現に資すること」です。
お墓を整えることは、ご先祖様への礼儀であると同時に、これからのあなたの人生を、そしてお子様やお孫様の世代を軽やかに、明るくするための大切な権利です。
「本当にこれでいいのだろうか」という不安を「これでよかった」という安心に変える。
法律という道具を使い、お客様の心からの平穏を実現する。
それが、いち行政書士としての私の誓いです。
現場を知る、行政書士としてできること
私は、石材店での15年間、誰よりも現場の汗と涙を見てきました。
一方で、現場の知識だけでは解決できない「法律の壁」があることも痛感してきました。
だからこそ、私は墓じまいの専門家になりました。
行政書士としての法的な裏付けと、石材店として培った現場の知見。
その両方があるからこそ、行政書士法を遵守しながら、最高品質のサポートを提供できると自負しています。
~ 遠くの「心配」より近くの「再会」 ~