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「お墓に行くとき、何を着る?」お墓参り・法要・墓じまい、場面別の正しい服装選び

2026.07.17

「明日、お墓に行くけれど何を着ていけばいいかしら?」 「法事じゃないけれど、墓じまいの日の服装って喪服のほうがいいの?」

お墓に向かう際、意外と多くの方が直面するのが「服装」の悩みです。

普段のお参りならまだしも、法要や墓じまいとなると、マナー違反にならないか不安になりますよね。

今回は、石材店での15年の現場経験がある私の目線から、お墓へ行く日の「3つの場面別」の正しい服装選びについてお話しします。

1. 普段のお墓参り:動きやすさと機能性を重視した「ラフな格好」

家族や親族、時には親しい友人も交えて行く普段のお墓参りであれば、基本的にはカジュアルでラフな服装でまったく問題ありません。

お墓参りには、墓石を拭いたり周辺の草むしりをご自身でしたりと、意外と「軽作業」がつきものです。

そのため、汚れても大丈夫で、動きやすいスニーカーやパンツスタイルがベスト。特に夏場や草の生い茂る時期は、虫刺されや日焼け対策として、長袖・長ズボンが重宝します。

また、お参りを済ませた後に、そのまま家族で買い物に行ったり、食事やレジャーへお出かけしたりすることも多いでしょう。

そうした前後の予定にも馴染むような、清潔感のあるカジュアルスタイルを意識してみてください。

2. 一周忌などの法要:礼節を尽くした「喪服・黒基調の服装」

一方で、一周忌や三回忌といった法要を伴うお墓参りの場合は、ガラリと服装が変わります。

親族が一堂に会し、お寺の本堂や墓前でご住職に読経をしていただく法要は、ご家族にとって大切な「お亡くなりの節目」です。

そのため、理想はブラックフォーマル(喪服)。案内状に「平服でお越しください」と書かれている場合でも、Tシャツやジーンズは避け、黒や紺、グレーなどを基調とした落ち着いたスーツやワンピースを着用するのがマナーです。

本堂に上がる際、靴を脱ぐことも多いので、靴下やストッキングも黒や派手でないものを用意しておくと安心です。

3. 墓じまい(お迎え・骨出し):派手さを抑えた「落ち着いた平服」

では、近年増えている「墓じまい(ご遺骨のお迎え・骨出し)」の日はどうでしょうか。

墓じまいは、基本的にごく近しい家族のみで静かに行うことが多いため、「喪服まで着る必要はない」とされるケースがほとんどです。

しかし、長年見守ってくれたお墓に手を合わせ、ご先祖様をお迎えにいく厳かな場であり、ご住職の読経(閉眼供養など)を伴うことも多いものです。

そのため、服装は「派手ではない、ダークトーンの落ち着いた平服(私服)」が正解です。

黒や紺、チャコールグレーなどのポロシャツやブラウスに、落ち着いた色のチノパンやスラックスなどを合わせるのが好ましいでしょう。

お骨出しの立ち会いや、石材店とのやり取りで多少動くこともあるため、フォーマルすぎず、かつご先祖様とご住職への敬意を払えるスタイルが一番の選択肢となります。

最後に:服装も手続きも、迷ったらプロに相談を

お墓に向かう日の服装は、その日の「目的」と「誰が集まるか」を意識すると、自然とふさわしい格好が見えてきます。

私は石材店時代の15年間、営業や施工監督として、ラフなお参りの姿から、厳かな法要、そして涙あふれる墓じまいの立ち合いまで、あらゆる場面のお客様を見守ってきました。

現在は行政書士として、その経験を活かし、墓じまいや改葬(お引越し)という人生の大きな節目を控えたお客様の手続きをサポートしています。

「お寺への連絡はどうすればいい?」「必要書類の集め方が分からない」といった実務の不安はもちろん、こうした細かなマナーについても現場のリアルなアドバイスが可能です。

~ 遠くの「心配」より近くの「再会」 ~