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「お寺に墓じまいを拒否されたら?」国が示した最新ルールと、役所の窓口も知らない手続きの裏側

2026.07.13

「実家のお墓を閉じたいけれど、お寺のご住職から反対されて書類がもらえない……」 「墓じまいの費用が想像以上に高額で、お寺によって言うことが違いすぎて困惑している」

今、このような「墓じまいを巡るトラブル」が全国で急増しています。

厚生労働省の統計によると、全国の改葬(お墓のお引越し)件数は、平成26年度の約8万4千件から、令和6年度には約17万6千件へと倍増しました。

これほど多くの人がお墓の維持に悩み、行動を起こしているのが現代のリアルな姿です。

こうした中、今年(令和8年1月30日)、総務省東北管区行政評価局から非常に重大な「情報収集結果」が発表されました。

今回は、この最新の行政動向を交えながら、トラブルに直面した際の解決策をお話しします。

出典:総務省『墓じまいに関する情報収集結果

1. 住職に拒否されても諦めなくていい?国が認める「救済措置」

墓じまいをして他所へお骨を移すには、役所から「改葬許可証」を発行してもらう必要があります。

この申請の際、現在のお墓の管理者が記入する「埋蔵証明書」という書類の添付が原則必須となっています。

しかし、実務の現場では、お寺との話し合いがこじれ、この証明書の発行を拒否されてしまうケースが後を絶ちません。

費用面(離檀料など)で折り合いがつかず、高額な請求に頭を抱える方も多くいます。

実は、国には「管理者がどうしても証明を拒んだ場合、それに代わる立証の書面(代替書面)をもって改葬を許可して差し支えない」というルールが存在します。

さらに、今年の1月23日には厚生労働省から最新のQ&A(事務連絡)が出され、代替書面の具体例として「お墓の写真」や「証明書を提出できない経緯を詳しく記載した申述書」などが明示されました。

つまり、お寺に拒否されたからといって、墓じまいを諦める必要は法律上ないのです。

2. 最大の盲点:役所の窓口すら「このルールを知らない」

「それなら安心だ、役所に相談しよう」と思った方に、知っておいてほしい厳しい現実があります。

今回の総務省の調査で、地域の自治体(9市町村)にヒアリングを行ったところ、なんと7割以上の自治体が「この国のルール(代替書面で受け付けて良いこと)を把握していない」と回答したのです。

お墓の担当職員ですら「何が適当な書類か分からない」と戸惑っており、一般の方が1人で役所の窓口に行っても、「お寺の証明書がないと絶対に受付できません」と突っぱねられてしまう可能性が非常に高いのが現状です。

国(厚生労働省や国民生活センター)も自治体への周知を急いでいますが、現場の窓口まで知識が行き届くには、まだまだ時間がかかることが予想されます。

出典:総務省『相談対応者向けQ&A(厚生労働省確認済み)

最後に:最新の「行政ルール」と「現場の目」であなたを守ります

不透明で高額になりがちなお墓の費用問題や、役所の窓口すら把握していない複雑な法的手続き。

これらを一般の方がたった1人で、お寺や自治体を相手に解決していくのは困難を極めます。

だからこそ、私たちのような「お墓の専門家」の出番です。

私は石材店での15年間、現場の営業や施工監督として、お墓の適正な解体費用や業界の裏側を見てきました。

そして現在は、行政書士という国家資格者として、今回のような最新の行政ルールや法的な盾を武器に、お客様の正当な権利を守るサポートをしています。

役所の窓口で交渉が難航しそうなときも、行政書士が「厚労省の最新の事務連絡」をベースにした適切な申述書を作成し、代理人として交渉することで、手続きをスムーズに前へ進めることができます。

お墓のトラブルは、決して1人で抱え込む必要はありません。

これからも現場のリアルな解決策と最新の情報を発信し続け、皆様の不安を安心へと変える架け橋となります。

~ 遠くの「心配」より近くの「再会」 ~